挙銃3:左手の持ち方

挙銃動作の際に一番挙動が大きく、スイングの際の精度を決めるのに最も重要になるのが左手になります。

左手の持ち方は極端に言えばおもに3パターンと言えます。

・下からもつ(銃の真下付近に手首がくる)

・横から持つ(銃の左側に手首が来る)

・左下から持つ(銃の左下に手首が来る)

それぞれメリットとデメリットがあり、このいずれか、もしくはその中間を取ることで自分にあった最適な左手の持ち方を探してください。


下から持つ持ち方

銃の先台を下側からもつような持ち方です。

メリット

「持ち上げる」動きに強く、ライフル射撃等、安定して長時間支える場合に有効。

デメリット

スイングなどの左右の動きがしづらく、クレー射撃にはあまり向かない。


横から持つ

銃の先台を横から持つような持ち方です。

メリット

スイングなどの「左右の動き」に強く、銃のコントロールがしやすい。トラップの場合などの急激な左右の動きには強くなる傾向がある。また、ミリタリー系の照星照門が高く設定された銃では、銃を「鷲掴み」するように親指が下になる方向で持つ持ち方が増えてきている。

デメリット

スキートの挙銃時のような「上下の動き」に弱く、手首に無理がかかる角度になりやすいため持ちづらい。


左下から持つ

銃の先台を左下(45度付近)から持つ持ち方です。

横から、下から持つ場合のデメリットを小さくし、どちらのメリットも持つような持ち方になります。また、この角度の時も「手首」が若干きつかったりするため、クレー射撃の選手の多くは人差し指を伸ばす持ち方をしているようです。


左手位置について

左手位置は、先端に近いほど「重く」感じますが「スイングが安定」します。つまり手前がわになるほど銃の重心に近いため「軽く」感じ安定しますが「スイングが不安定」になります。つまり、ライフル射撃等であれば、比較的銃の重心に近い側を持ち、クレー射撃では比較的銃口に近い側を持つ人が多いです。

射撃の大学

射撃は半年間で8割あたるようになる!? 射撃は全て「同じ」ように撃つ事で効率良く上達し、全くの初心者から半年間で、散弾、ハーフライフルでの競技射撃、狩猟、その全ての射撃で8割以上あたるようになった著者。 銃の撃ち方の基本から練習法、クレー射撃(skeet、trap)、狩猟(エゾシカ、鴨など)のやり方などを忘備録的に書いています。

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