スキートの2番プールのコツ

これ、2番射台の画像。
2番射台のプールは結構「熟練の人」の人でも「苦手」な意識がある人が多いようです。

実際には、どの射台でも「セットポジション」「撃破ポイント」が同じなので、同じように撃てば良いのですが、2Pは見え方が特殊で、イメージし辛いのです。

特徴を挙げると、
1.放出口がだいぶ捻らないと見えない
2.皿がセンターポールまで上がって行く時、目では下がって行くように見える
3.スイングの出だしはかなり速く見える割に、センターポール手前ではかなり遅く見える。

これが2番Pの特徴で、これらを要因として皿の飛行線のイメージを付けづらいという事が言えます。

1Pと同じように撃つ

結論から言うと、1Pと同じように撃つ事をイメージし、ここに少し「横スイング」が入るだけ、と考えてみてください。かなり楽にイメージが出来ると思います。

1Pは、放出口は真上後ろにありますから、当然見えません。だから、見ていないんですよね。1Pのセットポジションでボヤッと見ている場所は、ハウスとクォーターの中間のあたりの上空で、高さが皿の放物線。すると「見てるところ」に皿が来るわけですから狙って撃つだけで中るわけです。

単純に考えれば、1Pに「横の動きが少し追加」されただけ。セットポジションやはじめの「目の位置」を1Pと同じにすると、2Pは取りやすいに「決まっている」わけです。



2Pの時の見え方


2Pも、三次元的に同じ場所に視点を置きます。つまり、ハウスとクォーターの間、放出口より少し上を見ておきます。セットポジションは、クォーターぐらい。ここを見ておくと、皿が「見えた」瞬間には、1Pと同じくらいの速度に見えるわけです。

ちなみに、この時放出口は「見ない」ようにします。放出口を見ると、2Pは距離が近いために他の射台より「皿が速く見えてしまう」ので、身体が過剰反応して「銃が先に行って」しまいます。

次に、皿が放出されたら、皿に合わせて横スイングを開始します。この時、皿と横スイングが同期すると、見た目上は「皿の横移動がゼロ」のように見えますから、結局1Pとほとんど同じように見えるわけです。

さらに、1Pより2Pの方が縦移動量が少なく見えますし、横移動量は2Pが物理的に一番少ないので、1Pより縦は少なく、3Pよりも横が少ない動きで取れるわけです。

見た目の速さに惑わされない

2Pが苦手な人は、とにかくクォーターで構え、放出口を「見ない」事だけでも意識してみてください。
落ち着いてスイングするだけで、1Pと同じような感覚で撃てるのが掴めると思います。

射撃の大学

射撃は半年間で8割あたるようになる!? 射撃は全て「同じ」ように撃つ事で効率良く上達し、全くの初心者から半年間で、散弾、ハーフライフルでの競技射撃、狩猟、その全ての射撃で8割以上あたるようになった著者。 銃の撃ち方の基本から練習法、クレー射撃(skeet、trap)、狩猟(エゾシカ、鴨など)のやり方などを忘備録的に書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000